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執筆者の写真大輔 新江

麻痺側で支えるリハビリ

脳卒中を罹患、片麻痺になった方のほとんどは、麻痺側に体重をかかることが課題になります。自由に動かないから体重をかけると過剰に力が入る、もしくは力が入らないから体重をかけられない。その結果、筋緊張を高めてしまう。

それを踏まえてリハビリをする場合、ほとんどの人は起立訓練をします。でも、それが正解かというとそうでもないのです。

体重がかかるのは足。でも、本当の意味で体重を支えるのはどこかを考えることが大切になります。

あくまでも個人差があることを前提として、体幹から安定させないと体重を支えることにはなりません。具体的には、寝返り、起き上がりの動作を正確に行う。その時にどのシーンで体幹に力が入るのかを確認して、力が入った動作を反復して、そこから座位、立位へ広げていかないと、起立訓練の意味はありません。

個人差があるからこそ、人と同じことをしても意味が無いのです。

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