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執筆者の写真大輔 新江

脳梗塞後遺症でも走れる。

 脳梗塞の後遺症で、左半身に麻痺がある方。左半身の麻痺は軽度だったことや、高次脳機能障害も生活や仕事に支障がない程度だったので、無事に復帰をされています。

 自分のリハビリのためにスポーツジムに通っていますが、左半身の麻痺の影響により出来る運動はウォーキングマシンを使ったウォーキングだけです。

 そんな自分でもリハビリが出来ますかと、当施設に相談に来られました。

 生活や仕事は出来ていても、脳梗塞になる前のように走れなくなった。走れるようになりませんか?走れるようになりたい、とのご相談でした。


 これを読まれている方に誤解の無いように説明するならば、リハビリは魔法ではありません。マッサージやストレッチだけではなく、単調なトレーニングをするわけでもありません。リハビリは身体機能を向上させることで目標としている動作や活動が出来るようになるために最大限のサポートをすることです。

 

 脳梗塞後遺症でも走れるようになるために、体に不足している機能を細かく検査したことで、目標を分けていきます。

今回の方に関しては、

 ①立ったとき(座っているとき)にまっすぐな姿勢であること

 ②片脚立ちでバランスがとれること

 ③段差昇降が安定して出来ること

 ④ジャンプが出来ること(早歩きが出来ること)

 ⑤走れるようになること

と、五段階に目標を分けて、一つずつ目標をクリアしていくことが必要になります。

一つずつの目標には、それをクリアするために必要な身体機能があります。それを課題として一緒にリハビリに取り組んでいくことになります。


 本日は、無料相談から無料体験として、①を目標とした簡単な自主練習をお伝えして終わりとなりました。今まで、使っていなかった筋肉、やっていなかった動作を行なうことで体がびっくりしていると喜ばれていました。

 

 自分の体に悩みがある方、もっとやりたいことがある方は、一度、ご相談に来て下さい。自分では気づけなかった意外な問題が見つかるかもしれません。そして、それが良くなるためのきっかけだったりします。

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