今回はお問い合わせを聞いていて、とても腹が立ちましたので少し攻撃的な題名になってしまいました。
痛みを散らすという治療を受けた方からの質問で、『痛みを散らすことで良くなります』といわれて治療を受けている。通っている。けど、全く良くなりません。痛みが散りにくい体質と言われています。とのことでした。
確かに、リハビリをやっていても効果を得る場合に、試行錯誤することがあります。それはリハビリを受ける側には全く問題がありません。問題があるのは、むしろ私の方で、あなたの痛みの問題、良くなるためのきっかけ、ポイントがまだしっかりと掴めていないことが問題です。しかし、リハビリを繰り返していると、問題が見えてきます。ここだってなるわけです。
でも、今回の相談された方は、明らかに治療を受けている側に問題があると言われている。それはさすがに無理があると思います。そして、『痛みを散らす』???。これって良くするとは言っていませんよね。そもそも散らすとはどういうことなのでしょうか。
グーグル先生で調べたところ、散らすとはあちらこちらに配る、ふりまく、気持ちをあちらこちらに向けて集中力を無くする、とありました。確かに、痛みを散らすは、良くするではないですね。むしろ、体のあちらこちらに痛みを広げる、相談者の方も同じ事を言っていました。
結論、痛みは散らしちゃいけません。
どのような施術?をされているのか聞いてみても、解剖学や運動学、生理学などを勉強されている方がするような施術?ではないなと思いました。実際は分かりませんが。
ちなみに、最低限、痛みについて、生理学的機序を説明できること、それは施術者として必要な知識です。例えば、夜間痛と日中の痛みの違い、運動時や運動後の痛みの違いなど、まだ細かくありますが。夜間痛については炎症が主です。夜間痛が強い場合には炎症の軽減を優先するため、痛みのある場所に対して激しいアプローチは避けることが基本です。
ご相談は、ご自由にどうぞ。
相談されたものを全てこちらに記載しておりません。こちらに記載して良いかの可否を確認した上で、良いと言われた方のみ記載しております。
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